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教会の被害状況(本震)

2016年4月16日1時25分   14日の前震に続いて熊本県熊本地方を震源とする熊本地震の本震が発生しました。   この時の地震で益城町とその近隣の西原村で最大震度7を観測し、前震でダメージを受けた建物が更に倒壊し被害が拡大しました。   前震の時より広範囲に死傷者・行方不明者が出てライフラインも途絶え、多くの人々が避難生活をすることになりました。   豊世牧師ご夫妻と娘の美文さんは前震の後に益城町を離れていたためご無事でしたが、教会のあった建物は更に倒壊し完全に中に入れなくなりました。   本震のあった16日は朝から教会員で建物から無事な物を運び出す作業をする予定でしたが、教会員も被災したり建物にも入れず益城町にも近づけない状況だったため中止となりました。  

教会の被害状況(前震)

2016年4月14日21時26分   熊本県熊本地方を震源とする熊本地震の前震が発生しました。   熊本東聖書キリスト教会の所在する益城町では最大震度7を観測し多くの家屋の倒壊など甚大な被害をもたらし、死傷者も出ています。   益城町の役場近くで2階建て住宅の1階を会堂兼牧師館としてお借りしていましたが、この時の地震で建物は倒壊し1階部分は押し潰されてしまいました。   豊世牧師ご夫妻は揺れが起こった時にとっさに身を守り自力で建物の外に出られましたが、娘の美文さんが瓦礫に挟まれ取り残されてしまいました。   美文さんは度重なる強い余震と長時間に渡り体を圧迫されることによるクラッシュ症候群で死の恐怖に怯えながらも聖書の御言葉を繰り返し唱え祈り続けたそうです。   先生ご夫妻や駆けつけたご家族、教会員が見守るなか夜通し懸命の救出活動が行われ、地震発生からおよそ5時間後に無事救助されました。   その後病院に搬送されしばらく入院することになりましたが、大きな怪我もなく守られたことに感謝いたします。   先生ご夫妻は熊本市内のご家族の所に避難され、翌15日に倒壊した建物から必要な物を取り出されました。  

熊本地震について

皆様のお祈り心より感謝申し上げます。 熊本地方を襲った未曾有の大震災は甚大な被害を及ぼしました。死者63名(うち関連死14名)、不明者1名、家屋の被害、避難者約4万7千人、その後も900回以上の余震という状況下にあります。(4月27日現在) 現在、私たちの教会は最も被害が大きかった益城町に位置し、開拓伝道中に借家の礼拝堂兼牧師館が完全に倒壊してしまって礼拝場所を失っています。また、牧師家族3人下敷きになり、牧師夫妻は自力で脱出、娘さんは取り残され、5時間後にレスキュー隊に救出され、一命をとりとめました。 娘さんは、瓦礫に挟まれながら寒さと地震による恐怖の中、詩編23篇を何度も口に出し、全てに対してすでに勝利を得ておられる主が共にいてくださると信じ、耐え抜かれたそうです。 そのような中にあっても主にある希望をいだきつつ、礼拝の継続と教会の復興とを願っています。 更には益城町、熊本市の宣教の証となるべくキリストの教会として再建を目指そうと志が与えられ牧師はじめ教会員一同で心を一つにして祈り始めているところです。 皆様のお祈りと励ましを心より感謝申し上げます。 皆様の上にも主の祝福をお祈りいたします。 在主(役員会) 2016年4月27日